2015年5月6日水曜日

今更ながらのUltrabookとやらとキーボード

3年くらい前からだろうか、Intelが"Ultrabook"なるカテゴリーを推進し始め、今ではモバイルノートの大多数がUltrabookになり、15インチクラスの大型ノートにまでUltrabookを冠する商品が店頭にも並んでいる。

ウルトラブックの定義に関しては面倒くさいので割愛するが、まあ良い点悪い点もそれなりに。
【良い点(個人的に)】
・全体的にかなり軽量化された
・UシリーズのCPUでも普段使いならパワー不足を感じることはまずなくなった
・バッテリー駆動時間がかなり改善された
・発熱量激減
・SSDの普及に伴って起動が快適に

【悪い点(個人的に)】
・筐体を薄くしすぎて剛性が不安
・タッチパッドとクリックボタンが一体化した代物が増えた(これはウルトラブックとは関係ないか)
・筐体が薄くなった分、キーボードのストロークが浅くなりすぎ
・横並びで個性が無くなったので、選択に困る

良い点についてはいろいろなメディア系ページや各種レビューサイトに載っているので深くコメントしない。まあ、特にモバイルPCにとっての恩恵はかなり大きいと思う。

で、問題は悪い点。 これらを指摘しているサイトも色々あるんだが、どうもPC作りには反映されていないようで…


まず"筐体を薄くしすぎて剛性が不安"な点。
省電力化の進化に伴って熱問題が軽減されたことや市場の要望のあるのだろうが、とにかく非常に薄くなった。今の最薄ノートなら、以前使っていたLet'snoteの半分くらいか。
ただ、確かに持ち運びには便利だし鞄などへの収まりもよくなるのだが、正直やり過ぎの感が無くはない。
薄くした分筐体の強度は落ちるが、それをきちんと補っているのかというとかなりメーカーによって差が出る。昔みたいにあからさまにフニャフニャの代物はさすがに無くなったが、持った感じが「何かヤワい」ものは結構ある。


次に "タッチパッドとクリックボタンが一体化した代物が増えた"点。
近年特にこの部分の改悪が著しいと思うのは俺だけか?
一昔前なら悪くてもボタンはパッドとは独立してシーソー式のボタンくらいは確保していたのだが、今は一体型パッドが大多数。
これの何が使っていてイライラしてくるかというと
クリックボタン部分までカーソル操作が利いてしまう
  →クリック時に狙ったところからずれる
②出来の悪いパッドだとクリックボタン以外の部分にちょっと力を入れただけでクリック反応
  →キーボード入力中に親指の下のあたりがパッドに触れ、ちょっと荷重がかかっただけで
   クリック反応…
   さらにこのときにパッドが「ベコッ」とする感触が不快極まりない。


"筐体が薄くなった分、キーボードのストロークが浅くなりすぎ"な点
物理的な空間が狭くなるのは致し方ないとしても、キーストローク1mmのノートとか、絶対長文打てないです。ものすごく疲れる。昔の電卓より酷いんじゃないかと錯覚するときもある。
これは慣れの問題もあるのかもしれないが、昔からデスクトップの標準的キーボードを使っていた人にはかなり厳しいのではないかと。
さらに輪をかけてキー配列がおかしなノートだと、もはや使う気無くなる(たとえばAcerとか)。


"横並びで個性が無くなったので、選択に困る"点
省略。


新しい機構に取り組むのも大事だし、見た目のインパクトと売り文句がないと商売上マイナスだからそうせざるを得ないのだろうけど、正直基本的な部分はもっと詰めてほしいものである。



…ここまで書いて思ったんだが、↑って、結局Macbook Airに影響された(体よくパクった)だけなんじゃないか?
だから個性もなくなるし、あんな妙ちくりんなタッチパッドがのさばる。
いくら売れてるからって、もう少し頭を使えと言いたくなる。

そもそも俺は、Macの何がいいのかさっぱり理解できないし道具としてもあまり評価してない。
売り方とプレゼンテーション能力は凄いとは思うが。

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